新年のご挨拶



「週刊玩具通信」をご愛読いただいている皆様に、新年の

ご挨拶を申し上げます。


 ここ2年は、新型コロナウイルスの感染拡大防止に向けた取組みを最優先に、誰もが、本来のやるべきこと、やりたい計画を何一つ満足に果たせず、無為な日々を過ごされたことと思われます。

 

 賢明で実直な私たちは、ひたすら我慢と忍耐で自分自身を納得させてきましたが、その甲斐あって、世界各国から驚嘆されるほど、感染者数は一時に比べて減少しました。日本人の不断の努力はたいしたものと評価され、日本は世界に名だたる安全・安心な国として多くの国から賞賛を集めています。


 ただ、残念なことにオミクロン株という新たな変異株が南アフリカで報告され、すでにヨーロッパ諸国や北米で、そしてアジア地域にも感染が広がってきました。オミクロン株の市中感染者も確認され始めており、再び、新たな脅威となってきました。私たちも引き続き充分に注意して、安心・安全な日々を過ごしていけるよう自重を続けて参ります。


 その一方で、何よりも深刻な懸念材料が、2年に及ぶコロナ禍による影響で大きく落ち込んでしまった日本の経済、消費です。多くの業種や業態が、これまでとは比べられないほどの苦難を強いられ、業績回復の兆しが見えないことに苦悩している企業が、実に多いということです。


 懸命にあがき、苦しんでも、この2年余りにわたる過酷な状況を簡単に打破し、回復に向かうとは思えず、今後も尾を引くと誰もが肌身に感じています。


 わが玩具業界は、他業界に比べるとまだ恵まれているとは言え、「少子化問題」などを抱えており、「ニーズの多様化」にも対応していかなければなりません。業界全体の問題として捉え、様々な意見や助言を聞きながら解決していくしかありません。そしていかにすれば、今の子どもたちの関心をひきつけ、おもちゃ産業のプラスになるのかを、真剣に考えるべきでしょう。


 もちろん、こうした業界人の努力は、消費者にも十分理解されていると思いますし、だからこそ日々の商いにつながっているのだと思います。


 わたしたちは、今後も大切なおもちゃを、世の中に正しく広める努力を業界一体となって務めていきたいと心から願っております。


                            代表取締役社長 辰巳敦子