【おもちゃ屋紹介】日本の玄関口で135年「ヤマシロヤ」
更新日:2020年11月11日
上野駅前に位置するヤマシロヤ。
同店は地下1階から5階まで、おもちゃやぬいぐるみ、雑貨、流行しているアイテムの数々が揃っています。その数なんと約2~3万点!
「毎日新しい人が訪れる場所なだけに、商品選びには力が入ります。
今日本で流行っているもの、海外の方が好まれるもの、そして定番商品も欠かせません。
これらをバランスよく取り揃えるように意識しています。」
店長を務める玉川新之助さんはそう話しながら案内してくださいました。

<ヤマシロヤ 営業統括店長 玉川新之助さん>
ちなみに同店は明治15年(1882年!)に旅館・山城屋として創業。
関東大震災や東京大空襲などに見舞われ旅館が焼失するものの、昭和26年にはバラック造りの店舗でおもちゃを販売。徐々に店舗を拡大していき、昭和46年に地下1階から地上6階建てのビルが完成。この時商号も「ヤマシロヤ」に変更。
そして、平成13年に地下1階から地上9階社屋が完成し、現在に至るそうです。
「創業者が〝転業は良し、汎用は悪し”の精神で、手を変え品を変え流行っていることはなんでも取り入れていたみたいです。喫茶店をやったこともあったみたいですよ。」
日本の玄関口で営む店として、お店も時代に合わせてかわってきたのですね。

<今回特別に貴重な資料も見せて頂きました>
最後に、長年この店で働く玉川店長に弊紙についてうかがいました。
「玩通さんは先代(辰巳幸男氏)の頃から読んでいます。
あの頃はどうにかメーカーにお店を知ってもらいたいと思って、載せて頂いておりました。
先代は毎週、『玩具とは子どもの成長を担う必要な存在だ』という高尚な考え方を全国の販売店と共有してくれていましたね。
今は社長(辰巳敦子氏)のコラム「明日への主張」を読むのが一番の楽しみです。」
「おもちゃと技術革新って切っても切れない関係なんですよね。
だから子ども向けとは言え、社会現象となるような驚きのものが生まれるんです。
そうしてメーカーが一生懸命作った努力の結晶を我々販売店が売るためには、
いかに立ち寄ってもらえるお店を作るかが大事なんです。
私はつねに時代にあった”楽しいもの”で多くの人に喜んで頂ける環境を作りたい。
そしてすべての人に平等のサービスを提供したいと思っています。
きっと楽しい時間を過ごして頂けると思いますので、
どうぞお気軽に遊びに来てください。」

ヤマシロヤ
〒110-0005東京都台東区上野6-14-6
TEL:03-3831-2320(代表)
定休日:元日
営業時間10:00~21:30