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続・わたくしの宝もの 9_スキューバダイビング


だいぶ暑くなってきました。海が恋しい季節です。

今回はわたくしの水泳デビューについてお話ししようと思います。

福井での子ども時代は、夏場になると三国という海岸まで家族で出かけたものでした。

海といっても、水際でぽちゃぽちゃと遊ぶぐらい。〝泳ぐ〟ってほどではなかったの。

それから大分月日が過ぎて、68歳になる頃です。

浅草にホテルができて、そこにプールがあるというから思い切って入会したの。

生まれて初めて泳ぎを教えて頂いて、バタフライまでできるようになりました。

その当時、往復6回ぐらいはできたはずだと思うんだけどどうだったかしら。

泳ぎに慣れた頃に、スキューバダイビングのクラブにも入りました。

深さが5mある東京・辰巳の国際水泳場でも練習したりして、ライセンスは沖縄で取りました。

人間の身体って不思議なのよ。バシャーンと飛び込んでも浮くの。グーっと浮き上ってくるのよ。

ウェットスーツもあつらえました。ちゃんと採寸して、体型にぴったり。

干しておいたら、わたくしがぶら下がっているようで、笑ったこともあったわね。

モルジブ、グレートバリアリーフ、インドネシア、フィリピン…。いろいろ連れてってもらったわ。

イワシの大群がね、目の前にぐわーっと来て、くるりと方向を変えるの。

帯のようにキラキラしていて。誰かが命令してくれたのかしらね。

スキューバダイビングは本当に良かったわ。80歳過ぎまで潜っていたのよ。

スキューバの次は何をやりたいの?って聞かれたから

「空を飛びたい」って答えたら、みんなに呆れられたけれど。

《空泳ぐ ウェットスーツに苦笑い》

コーヒーより、お紅茶派です

H28.07.18号より


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