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続・わたくしの宝もの 36_保母の役目


まもなく七夕ね。牽牛は愛しい人に無事会えるかしら。

本当にロマンティックなおはなしで心がワクワクときめきます。

わたくしが務めていた幼稚園でも毎年、七夕の会を行っていました。

福井ではこの七夕行事の習慣がなくて、東京に出てきて初めて知ったのです。

笹は毎年、頂けるところがあって、入手には苦労しませんでした。

色とりどりの折り紙で輪っかを作って鎖にしたり、お星さまやスイカの切り細工をしたり。

折り紙は保母学校の授業にあったからお手の物。

もちろん短冊も作って、子どもたちにお願いごとを書いてもらったわ。

幼稚園の保母というのは、子どもたちを夢の世界に連れていく役目もあると思っていたの。

だから七夕さまの雰囲気に浸れるように

わたくしが率先して楽しんで子どもたちを引きこみました。

幼児期にぜひとも経験させたい夢の世界。七夕のおはなしは紙芝居で伝えました。

「たなばたさま」の歌もわたくしの伴奏で元気に合唱しました。

お天気の良い日も悪い日もあったけれど、

子どもたちの思い出に残る七夕の会が手作りできたと思います。

え?! 星を見るのが好きかって?

そりゃ七夕の日ぐらいは夜空を見上げましたよ。

普段は忙しいから、なかなか難しいわね。お察し下さい。

《全力で楽しむ姿勢で興味引き 合唱すれば心ひとつに》

今日のお昼はおむすびです

H29.07.03号より


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