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続・わたくしの宝もの 38 番外編_お悩み相談1
コラムをひと休みして夏休み特別企画・お悩み相談をお送りします。
100歳ならではの視点、というよりも辰巳志な子独特の感性で程よく向きあい、答えを紡ぎだします。
◇ ◇ ◇
問い:職場の和を大切にしたいのですがどうしても合わない人がいます。社会人としてうまく世渡りできる処世術を教えてください
答え:端的にいうと、その方を理解することよね。
合わない原因というのが何かあるはずだから、まずは自分の胸に良く聞いて、
できればその人ともじっくり話をしてみる。
その人の良いところをみつけることをしてみると、結局自分が楽になると思うの。
それでも無理なら少し距離を置いてみるしかないかと思うけれど。
わたくしの場合、人づきあいは割合に恵まれていました。
学生時代から保母時代、この会社に携わるようになっても気持ちの合わない方にお会いしたことは少なかったと思うの。
だから相談者の方のような悩みごとの経験はないのです。
喧嘩して分かれたお友だちは一人もいません。憎たらしい人も見当たりません。
穏やかな方たちとお付き合いしてきたから、わたくしも穏やかになってきたのだろうと思います。
子どもの頃はなにせ、お転婆娘でしたから。
悪口を言ったり、いさかいを起こしたりすることは慎みたいと思ってこれまで歩んできました。
まあ、至って呑気なせいで好きも嫌いも気付かなかっただけかもしれません。
100歳にもなると、良いことだけ覚えている、そんな境地に到達します。
穏やかに、そして呑気に過ごしてみましょう。
《悪口陰口謹んで 呑気でいれば悩み事なし》

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H29.07.24号より