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続・わたくしの宝もの 39 番外編_お悩み相談2
コラムをひと休みして夏休み特別企画・お悩み相談をお送りします。
100歳ならではの視点、というよりも辰巳志な子独特の感性でほどよく向きあい、答えを紡ぎだします。
◇ ◇ ◇
問い:フィギュアを集めていたら妻にいつの間にか捨てられていました。会長は何か集めていて困ったことはありますか?
答え:子どものころはメンコを集めていたこともあって、盗んだお金で買ってしまったなんてはなしは以前したと思うけれど、残念なことに特に収集癖はありません。
いろんな玩具を見ても分かるように、何かを集めるっていうのはやっぱり男の人に多いんじゃないかしら。指輪は好きだけれどお金がかかることだし。
その時その時、興味を惹かれたものに集中して歩んできたかと思います。
次は奥さまに怒られないようきちんと管理してくださいね。
問い:立ち止まってばかりです。どうしたら前向きに進むことができますか?
答え:夢を描くこと。わたくしはこれまで、夢をみて生きてきました。
年齢ごとに夢を持つべきだと思います。
一方で、持つだけじゃなくて、与えることも大事だと思っています。
幼稚園では子どもたちに夢を与える役割を担ってきました。
小さな頃は現実をみつめるよりも夢を見ることの楽しさを感じるほうが重要だと思うのです。
学生時代の夢、保母時代の夢、結婚してからは夫の夢を実現するお手伝いをしてきました。
ここまでの年齢になったからには、夢を与える立場の割合が大きくなっていると思います。みなさんと和気あいあいできる世界をわたくしが作る。
そんな気概も持っているんですよ。
《夢描き 前向き人生一本道》

残暑お見舞い申し上げます
H29.08.07号より