続・わたくしの宝もの 52_赤ワインで晩酌を
今年は秋が早々に通り過ぎたようですが、晩秋に感じる独特の物悲しさは避けられるものではありません。その感覚は年々、敏感になってくるようです。
こういう時期はお酒の味をより濃く感じるようになります。
わたくしは毎晩、晩酌を欠かしません。
福井出身ですし、この年齢ですから日本酒かと思われるかもしれないけれど、もっぱら赤ワインです。柔らかくて飲みやすいところが好きです。
お酒を覚えたのは結婚してから。
上京したときも、勤めていたときもアルコールとは無縁の生活でした。
主人がお酒に強かったものだから、自然とわたくしもたしなむようになりました。
手近にあったビールから始まったかしらね。
ブランデーもいただきます。
外食で中華料理に行った時には紹興酒で乾杯します。氷砂糖をちょこっと入れて。
奈良にある主人の実家で〝ボトルキープ〟していた時もありました。
いただき物のお酒ってあるでしょう?
それを家族の皆は飲まないからといってわたくしのために取っておいてくれるのです。
いただき物ですもの、高級なブランデーやウイスキーばかり。
角がなく、まろやかなお酒と、家族の心配りに対するありがたさが相まって、極上の気分が訪れます。
毎晩の楽しみになっている夕飯時の赤ワイン。1杯を丁寧にいただきます。
少々のアルコールは身体によいと言われているし、これからも止めるつもりはありません。
気分よく一日を終えるための大事な友人。みなさまにもおすすめしたいと思います。
《家族の気遣い 心に身体に 沁み入って》
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本年最終号となりました。たわいもない昔話ですが、お仕事の合間に一息ついて頂ければとの思いで続けてきました。来年もよろしくお願いいたします。

メリークリスマス!
H29.12.18号より