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続・わたくしの宝もの 53_百人一首
新年のご挨拶が遅れました。
とうに松の内も明けましたが、皆さまはどんなお正月を過ごされましたか?
わたくしは年末、ちょっと体調がすぐれないときもあったけれどもう大丈夫。
皆さまからのお年賀状を拝見して、また頑張らなきゃと心新たにいたしました。
お正月の過ごし方で振り返ると、
百人一首に励んでいた子どもの頃のことが浮かんできます。
お正月前から稽古して、年が明けたらいざ、本番。
近所の子どもたちが集まって百人一首の「かるた会」が開かれるのです。
「これやこの 行くも変えるも 別れては 知るも知らぬも 逢坂の関」
思い返せばスラスラと出てきます。若い時に覚えたことってすごいわね。
福井のお正月は雪が多くて寒いでしょう。だからお家の中で遊ぶことに絞られるのです。
小さなころは「いろはかるた」。その次の段階で「坊主めくり」。
そして「百人一首」へと続きます。
小学校の上の学年になると、上の句を聞いただけで取れるようになります。
自分の得意な札というのがあるから、それは絶対に押さえる。
そんな強い気持ちを養ったのはこの「かるた会」が最初だった気もします。
近所の子どもたちのお正月のしきたり。男の子も女の子も交じって仲良く過ごしました。
成果はどうだったかって?
残念ながらわたくしは優勝するほどの実力者ではありませんよ。
そこそこ頑張って、ほどほどの順位だったと記憶しています。
《外は雪 ほかほか部屋にて かるた会》

戌年を迎えたのは何度目かしら。
ワンちゃんのように愛らしく参りましょう
H30.1.22号より